「これがやりたい」「これができるようになりたい」と思ったときに、何からやっていいかわからなくなることってあるよねえ。
オタ活してると特にこういう場面に出くわす感じしない?どうでしょう。私はする。
サイト管理人・くじらげも、あれこれいろいろやってみようと思っては「何からすればいいのか……」と途方に暮れてきました。
でも最近ちょっと自主練習が上手くなってきた気がするので、その辺を記事にまとめてみます。
8/25(金)に「独学の仕方がよくわからない人向けの記事」(こっちは知識習得系)を出していて、今回はそれの技術習得系です!
新しい分野に手を出すときは何からする?【技術系】
かなりざっくりした問いかけになりますが「新しい分野の何かに手を出すとき、何からするべき」でしょうか。
無数に答えがありそうですね。
この記事では上記画像のざっくりと3つに絞ってみます。
要は「とりあえず何か完成させる」っていう話なんだけど、これだけだと普通に暴論ですね。
要点をもうちょっと詳しく整理してみましょう。
「とりあえず何か完成させる」の必要性
この記事は一応、オタ活の中で「やってみたい!」と思うような技術についてを想定して書いています。
なので、ここで書いているのはイラスト制作とか動画とか楽曲とか小説とか……そういうあれこれの話です。
イラストを例にしてみましょう。
イラストが描けるようになるにはイラストを描く必要があるんですよ。
「そらそうやろ」って感じではあるんだけど。
イラストを一枚仕上げるためには、画面構成を考えてラフをかいて下書きして線描いて色ぬって仕上げして……と、色んな工程が必要です。
それぞれの工程一つだけできるようになってもイラストが描けるわけではないんですよね……。
だから、初めの段階でそれぞれの工程だけに絞って練習すると、「せっかく練習したのに全然描けない。面白くない」という感情が出てくるかもしれません。
この感情は本当に、自主練習の邪魔です。
「じゃあどうすれば?」ということで、初めの一歩を「とりあえず何か完成させる」に設定しましょう。
反省したり反復練習したりするのは、一個何か作り終わってからでいいです。
とりあえず自分でどうにか完成させることだけ考えましょう。
(指導者がいる場合、合間合間に達成感が得られるようなポイントを用意してくれている人も多いから、工程ごとの学習でもいいのかも。)
「とりあえず何か完成させる」の種類
自主学習においては「とりあえず何か完成させつづける」ことが超大切です。
とはいえ、めっちゃハードル高いよな。
ハードルを越えるためにも、自分の興味とスキルレベルのバランスに合わせて「とりあえず何か完成させる」の種類を選んでみましょう。
ここで先に挙げた3つの文を再度出してみます。
はじめの一歩はこの3つから選ぶといいと思うよ~。
どれも実際の自主練習としては、技法書や教本を見ながら手順に沿って手を動かすことになります。
違うのは一つ目のゴールを何にするかだけ。
「3つのうちのどれがいいか」は人によってかなり違います。
私は教本と同じ手順で同じものを作るのが苦痛なので、Cは苦手です。基本的にAから入る。
でもAから入ると挫折するって声もよく聞くし、BとCの方が学習効率は良いかも。
「絵が描きたい」ならA、「絵が描けるようになりたい」ならB、Cかな~。
もしくはできそうなもの、やりたいものから始めてみましょう!
自主練習をするときのポイント
自主練習をやっていくうえで意識しておくと良さそうなポイント3つをまとめてみました!
勉強するときのポイントを踏まえたうえで書いているので、迷っている人には役立つのではないかしら~。
手を動かす時間と分析・反省のタイミングを分ける
ぜっっっっったい意識しておく方が良いと思うのだけど、「手を動かす時間」と「分析・反省」のタイミングは分けた方がいいです。
言い換えると「作業しながら反省しない」を意識しましょうということです。
イラストを例にすると、描いてる間に「いや下手だな」「なんで下手なんだろう」「ここが描けてないな」とかって、思うこともあると思うの……。
でもそれ思うのは後で良いです。
もちろん適宜修正・微調整するのは大切なんだけど、それが「分析・反省」になってしまうと手が進まなくなってしまいます。
今が「完成に向けて手を動かす時間」なのか、「スキルアップに向けて分析と反省をする時間」なのかは区別しましょう。
「継続」と「優先順位」を考える
自主練習は継続するのが難しいみたいなところある。
「好きなら続くでしょ」って言われることもあるけどまあそうとは限りませんよね。
めんどくさいときはめんどくさいもんな。
「どうすれば継続できるか」を考えて、いろいろ工夫してみましょう。
そのときに頭の片隅においておきたいのが「優先順位」です。
例えば「毎日○〇する」という練習は大事だし、正しくやれば力を伸ばすのに大いに役立ちます。
ただ、「毎日○○する」が邪魔になるときもあります。
イラストを例に挙げて、「毎日5つ、ポーズ集の模写をする」など決めておいた場合を考えてみましょう。
しっかり時間を取ってこの練習ができる日はもちろんやるとして。
「時間がないけどちょっとでも絵が描きたい!」という日に、ポーズの模写を5枚するか描きたい絵を描くか、どっちがいいか迷うところではないでしょうか。
「ポーズを増やしたい」というのが目標の時期は、やっぱりポーズ模写を優先する方がいいかもしれん。
でも、「絵を毎日描き続けたい」の方が優先度が高いのなら、描きたい絵を描く方がいいのかもしれん。
どっち~ってなるよね。
どっちも大事。
何を(どっちを)やりたいのかをはっきりさせておくと、選びやすくなりますよ~。
「目的」「目標」を持って自分に合った方法を探す
いろいろ書いてきてはいるものの、どんな自主練習方法が合うかは人によります。
自分に合う練習方法を見つけるのが大切です。
「結局それ?」って感じはあるけど。
練習方法自体は「○○ 練習」とかで検索すると色々出てくると思うし、教本を買ってみてもいいですね。
自分に合った練習方法を探すときは、「目的」「目標」を達成できるかどうかに注目しましょう。
目的が(最終的な)大きいゴール、目標は目的達成に向けた小さいゴールです。
目的も目標も具体的な方がいいとされることが多いです。
とはいえ趣味でやる場合大きいゴールとか言われても考えにくいかもしれない。
その場合の「目的」は、絵が描けるようになりたいとかざっくりしたものでいいのではないかしら。
でも、「目標」は細かめに設定した方がいいです。
何を練習するべきかが絞りやすいので。こまめに達成できる方が嬉しさも続きやすいし。
自主練習はどれだけハードルを下げられるかも大事
技術を身につけるには、考えて手を動かして作品をつくること、そしてそれを継続することが不可欠です。
それはどうしようもない部分……。
継続的な自主練習については「できるだけハードルを下げる」ことを意識してみてください。
最終的な目的のハードルを下げるんじゃなくて、目標を調整して手を動かすことと続けることのハードルを下げましょう。
おすすめ!
色々調整しながらやっていこうね。
私もやりたいことが山ほどあるのでがんばる。
それでは、この記事は以上です!