「感想や自分の抱いている愛を言葉にする」って案外難しいことが多くないですか。
自分の感想自体がちょっと曖昧だったり、該当する言葉が見つからなかったりしていろいろ考えては結局諦めてしまう……という経験がある人もいるのでは。
私ですね…………。
でも「自分の感想を言葉にしたい!この愛を言葉にしたい!」と日々思い続けている私が、意識するようにしてみたポイントを紹介します。
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はじめに 感想と解釈は違うという話
はじめに「感想と解釈は違う」ということを押さえておくと、自分がやりたいこととか悩んでることが何か、迷子になりにくいかもしれない。
解釈の方が考察に近いです。
感想と解釈・考察の違い
ざっくりいえば、感想は「自分が抱いた感情や思い」、解釈は「客観的な情報を整理したうえで自分がどう認識したか」という説明ができるかと思います。
解釈の主観性を薄めてさらに客観性を強めていくと考察に近づく、というようなイメージを持っておくといいかもしれない。
言葉のちゃんとした定義が知りたい場合は、辞書で調べてみましょう~。
感想を言葉にするコツ
感想は「自分が抱いた感情や思い」なので、本来は思ったことを自由に言葉にすればいいのですが……。
実際のところ、結構難しいよね。見えないものを言葉で表現するのって。
というわけで、感想を言葉にするときのコツみたいなものをまとめてみました。
とりあえず形容表現を探す
感想しっかり言いたい!と思ったら、まずは自分の感想や感覚に近い定番表現を使うといいかもしれません。
「かわいい」とか「かっこいい」とか、言葉にする習慣を身につけてみてはどうでしょう~。
でもめんどくさオタクとしては、「いつも同じようなことしか言ってないな……」と悩むこともあります。別にそれでもいいのだけど、いやでも、推しの魅力はもっと多様で……。くそう、語彙力が足りない。
そんなとき、まずは別の形容表現を探しています。
形容表現ってどうやって探すの?
ぴったりの形容表現を探すときは、まずはぱっと思い浮かぶ中で一番近い表現をピックアップします。まずは手持ちの言葉から「どの言葉が一番イメージと近いか」を考えるところから始めてみましょう~。思い浮かばなかったときは、辞典などを参考に探します。
それが見つかった時点で満足できるときもある。
満足できなかった場合は、その類語を探して……ってやっていくとぴったりの表現が見つかるかも。自分の中で「ぴったりだな!」と思える表現が見つかるととても嬉しいよ。
個人的に「使える幅が広いな~」と思う形容表現はこちらです。
「教科書で習う日本語の単語の分類には、形容詞や形容動詞があって……」とかはいったんおいて、何かに触れたときによく思う言葉を書き出してみました。
ここではあまり触れませんが、学問的な分類とか定義とかも学ぶとおもしろいよ~。興味が出てきたらぜひ。
根本になる形容表現が見つかっていれば、ネット検索で類語を探すこともできます。
語彙ってどうやって増やすの?
単純に語彙を増やしたい~ってなったときは、紙の連想辞典や類語辞典が便利です。
辞典は、そのタイミングでは興味がない方面の言葉についても、知らないうちに情報収集できてるのがいいところだなと思います。
感想表現ツリーの例
私が自分の感想を言語化するときによく頭に浮かぶ表現を書き出してみました。
こんな感じで似たイメージの表現を自分の中で探して、ツリー化してみると楽しいよ~。
これたぶん言葉のイメージってめちゃくちゃ人による部分があると思うのだけど、何かの参考になれば幸いです!
「どういうところが」を明確にする
もっと詳しく推しについて語りたい!ってなったときは「どういうところが好きだと思ったのか」を明確にしてみるという手があります。
見つけた「好きポイント」に形容詞をくっつければ、より感動を伝えられる感想になる……と思う。
そしてそうしようとするとき、私は「言動ベース」で感想をまとめてみます。
言動ベースで考えるとは
「その人物が実際に言ったこと、やったこと」に注目して考えることを、ここでは「言動ベースで考える」と表現してみました。
「このセリフが好き!」とか「この場面でこう動いたのが好き!」とか。
好きなセリフや行動を見つけてなんでそれが好きなのかを考えてみる、その理由が例えば「その人物らしさが詰まっているから」なら、どういうところにその人物らしさを感じているのかをさらに深堀りしてみるのも楽しいです。
逆のアプローチとして「その人物らしさが詰まっている」と感じる言動が他にもないかを探してみるのも一手かも~。
「王道の感想」もしっかり言葉にする
これはコツというより個人的な心構えの話かも。
「王道の感想って何?」という感じではあるのですが、「そんな使い古された感想を言ったって仕方ない……」みたいな言説を見かけることがあります。
たまーにしか見かけなくても、一回のダメージが大きいんですよねああいうのって。
それで「突飛なことを言わなくちゃ」と焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも別に突飛なものだけが感想なわけじゃないのよ~。(当然だけども!)
かわいい!と思ったらまずは「かわい~~~!」でもいいじゃんね。
考えてるとそれを忘れてしまうこともあるから……。私自身に向けて言ってるようなものなのだけど。
場所と相手を選べばトラブル防止になるかも
感想を言葉にする習慣があると、推しの魅力を語りやすくなって良いのだけれど、思いを外に出すことでトラブルに発展する可能性ももちろんあります。
「それが怖いから、感想言えないんだよな」という声もよく目にします。わかる~~~!
トラブルが怖い場合は、トラブルの原因を知ってその対策をしましょう。
というわけでトラブル防止に役立ちそうな最低限のポイントを確認してみましょう!
感想と解釈を自分の中で切り分ける
「推し作家が感想を募集していてもなかなか伝えられない」と思うこと、私は結構あるのだけど、でも「感想もらえると嬉しい」とか書いてたら自分も伝えたくない?
直接誰かに感想を伝えるときは、感想と解釈を切り分けて伝える言葉を選ぶといいと思います。
解釈を伝えるより感想を伝える方がハードル低いし、伝えられた側との食い違いも起こりにくいです。だって「あなたがそう感じた」のは事実だから。
※自己解釈を伝えること自体が悪いことなわけではないですよ!
トラブルが怖くて動きにくいなら、伝える内容を感想に絞るだけで避けられるトラブルもあるという話です!
感想をぶちまける場所を選ぶ
トラブル防止という点で考えると、自分の感想をぶちまける場所は選んだ方がいいです。
気の知れた友人との会話や、自分が好き勝手呟けるSNSなどに限定しておく方が無難だし、オープンな場では公序良俗に反することは避ける方が良い。
特に「いいと思えなかった」という方向性の感想を、聞いてもないのにそれを好きな人に言いに行く、とかはほぼ暴力じゃん……って思う。
まあこの辺はどうしても判断基準が一人ひとり違うので難しい部分ですが……。
どれだけがんばってもトラブルが0になるわけではない
どれだけ気を付けたって、トラブルの可能性が0になるわけではないし、誰かを傷つけてしまう可能性も0にはなりません。残念ながら……。
でもリスクを減らすことはできるので、そのつもりでやるのがいいと思います。
感想に間違いも正解もないから、余計そのあたりがふわっとしてしまうよね。
そのためにも、自分がどういう感想を抱いたのかを適切な言葉を使って表現するって結構大事。
語彙力・表現力についてはこちらの記事も要チェック!
語彙力・表現力については他にもいろいろ記事を書いています!
オタ活や二次創作に役立てられるような記事を目指しているので、こちらもぜひチェックしてください~。
ファンレターの書き方についてもまとめてみたよ~。
感想を言葉で表すって結構楽しい
私には「好きな漫画の感想をまとめたくて、でも難しく考えて何も言えない」という時期がかなり長くありました。周りの目や声が気になることもあるよねえどうしても。
でも今となるとこれ、めっちゃもったいなかったなあと思っています。
なぜなら自分の言葉でノートとかに思いをまとめること自体が、いま、結構楽しいから!
それをしてこなかった時期が悔やまれる……。
もし興味があるのに「難しくて私にはできないな」と思っている方がいたら、まずは低めのハードルからクリアしていきましょう~!
それでは、この記事は以上です!